「特別支援教育」キーワード特別支援教育には、いくつかキーワードがあるように思います。 思いつくまま、ちょっと書いてみますね。 特別なものでないし、特別なことにしてしまってもいけない ごく普通のことを丁寧に、そして当たり前にすることだと思います。 発達障害児と関わると言うよりも、発達障害があっても関わる 僕自身は、”発達障害児”という表現を使いません。 なぜなら、発達障害児という枠にはめて、ひとくくりにしてしまうようなイメージが僕にはあるから。(だから、「ひいちゃんにっき 発達障害児とともに・・・」ではなく、「ひいちゃんにっき 発達障害とともに・・・」なんです。笑) 発達障害のある子どもたちは、発達障害という特性を持った、どこにでもいるスペシャルな子だと思っています。 しかし、”発達障害児”という今まであまり関わってこなかった、よくわからない特性のある子どもたちと関わらなくちゃいけないという思いが、先生方を困惑させ、また二の足を踏ませているようにも思えます。 必要なのは、ちょっとした工夫と配慮 声だけの指示ではなく、黒板にも書く。 必要なくなった黒板の文字は消す。 教室の前面をすっきりさせる。 窓際に、子どもたちの興味を引きそうなもの(金魚鉢や工作キット)を置かない。 などなど・・・ こうすることによって、子どもたちは気持ちよく授業に集中しやすくなります。 先生は何度も「こっちを見なさい」とか「静かにしなさい」って言わなくてすむし、おまけに今日からできることばかり。(=^_^=) なぜできないのかを重視するのではなく、どうしたらできるのかを考える こんなことがなぜできないんだろう・・・ なぜ指示が通らないんだろう・・・の一歩先を行って、どうしたらできるようになるのかを考えると工夫が見えてくるのでは? 子どもの”できた!”は先生の”できた!” 子どもが達成感を味わい、”困った”が減っていけば、それはダイレクトに先生の”困った”の軽減につながるはず。 それに、子どもたちの小さな達成感の積み重ねは、本人だけに留まらず、先生の達成感にもなっていくんじゃないかな。 NHK「ハートをつなごう 発達障害第4弾」で、ある先生が 「マニュアルが通用しない」 って言っておられました。 僕もスタジオで、生でその意見を聴かせていただきながら、そうだなぁと思いました。 確かに、一口に発達障害ある子と言っても千差万別。 電化製品のように、どこかのスイッチを入れれば同じように作動するってことはないんですから。 でも先生方にひと言ちょびっと言わせていただくとするならば、 「マニュアルを参考にすることは罪ではない」 ってこと。 だって僕だって、光の障害のことを知りたくて、本を読んだりネットで情報収集しましたもん。 基本になる情報がなければ、何をどうしていいのかさえわからないですからね。 あとは親や相談員やその他支援してくださる方々と一緒にオーダーメイドにしていけばいいんです。 大丈夫です。 先生だけに押し付けたりしませんから・・・(=^_^=) |